[2004年11月]
【NY市場の動き】
9月のNY市場は、定期相場(10月限)が2日にファンド筋の買いにより1カ月ぶりに8.20セントの高値を付けたものの、思惑筋やファンド筋の10月限の乗り換え取引や手じまい売りによって下げ続け、20日には7.38セントの最安値を付けた。しかし、その後はファンド筋や業者筋の追随買いによって堅調に推移し、30日には平成15年2月以来の最高値となる8.50セントで終了した。市場の動向は、04/05年度の供給不足の見通しや砂糖の最大消費国のインドの堅調な現物需要を背景に、長期的には上昇基調の見通しとなっている。当月の平均は、7.91セントとなり、前月の7.88セントと比べほとんど変化しなかった。
また、現物相場は、定期相場の影響により初日から下げ続け、20日に8.51セントの最安値を付けたが、その後は上昇基調に転じ、30日は9.83セントの最高値で終了した。当月の平均は、9.10セントで前月の8.99セントと比べ0.11セント上昇した。
なお、9月の1日当たりの平均推定出来高は、59,460枚と前月の30,929枚と比較して92%増加した。
(単位:セント/ポンド)
NY相場 |
現物価格 |
定期価格(当限) |
7月 |
8月 |
9月 |
7月 (7月限) |
8月 (10月限) |
9月 (10月限) |
最低 |
8.80 |
8.70 |
8.51 |
7.77 |
7.54 |
7.38 |
最高 |
9.44 |
9.44 |
9.83 |
8.33 |
8.39 |
8.50 |
平均 |
9.19 |
8.99 |
9.10 |
8.17 |
7.88 |
7.91 |
|
NY砂糖市場の動き
 |
〔特産流通部〕