
ホーム > 砂糖 > 砂糖の国際価格の動き > 海外市場の動き[2006年12月]
最終更新日:2010年3月6日
![]() |
![]() |
![]() |
2.NY現物相場
一方、11月のNY市場の砂糖現物相場は、1日に12.18セントでスタートしたが、3日には世界の砂糖需給の供給過剰感から一時的に12セント台を割り込んだものの、月後半は再び、上値を窺う動きとなり、30日には13.08セントと13セント台を回復した。
なお、11月の現物の平均価格は、10月より2.4%上昇し12.38セントとなった。
国際砂糖機関(ISO)は、06/07年度(06年10月〜07年9月)の世界の砂糖供給の過剰分を580万トンとし、前回予想の220万トンから大幅に上方修正した。
05年末から06年前半の国際市場での価格高騰が、主要生産国での生産増加を促したことが理由としている。
ISOは、06/07年度の世界の砂糖の予想生産量を過去最大の1億5830万トンとし、前回見通しから360万トン上方修正した。05/06年度の生産量は1億5247万トンだった。
一方、06/07年度の世界の砂糖消費量は1億5249万トンと、前年度の1億4976万トンから増加すると見込んでいる。
ブラジルでは今シーズン、同国産さとうきびをエタノール生産よりも砂糖生産に多く振り向けている。他方、国際市場からの砂糖購入コストの増大に伴い、ロシアを筆頭とする輸入国の多くが国内生産量を増加させ、自給率を高める傾向が強まっている。
![]() |
ページのトップへ |