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最終更新日:2010年3月6日
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2.NY現物相場
一方、12月のNY市場の砂糖現物相場は、1日に13.08セントでスタートしたが、世界の砂糖需給の供給過剰感から、翌2日には13セント台を、さらに7日には12セント台を割り込む展開となった。月後半には、やや上値を窺う動きとなり12セント台の取引となり、29日には12.80セントで今年の取引を終了した。
なお、12月の現物の平均価格は、11月より0.7%上昇し12.47セントとなった。
国際砂糖機関(ISO)の上級エコノミスト、セルゲイ・グドシニコフ氏は、07年の砂糖相場について、生産国での潤沢な供給を背景に「下落の可能性が高い」と述べた。
同氏がロイター通信に対し語ったところによると、ブラジル中南部の収穫分が市場に出回る07年4〜5月より前の段階では、NY定期相場は、おおむね10〜12セントでの取引で推移するのではないかと語った。
なお、ISOでは、06/07年度(06年10月〜07年9月)の世界の砂糖供給の過剰分を580万トンとし、前回予想の220万トンから大幅に上方修正した。
05年末から06年前半の国際市場での価格高騰が、ブラジル、インド、タイなどの主要生産国での生産増加を促したことが理由としいている。
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