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海外市場の動き[2007年2月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2007年2月]


【NY市場の動き】

1.NY定期相場
 12月のNY市場の砂糖定期相場(3月限)は、ほぼ11セント台での取引が続いた。
 1日に12.26セントでスタートした12月の定期取引は、4日には12セントを割り込み11セント台での安定した取引が続いた。18日、19日には一時的な買い注文から、再び12セント台に回復したものの、20日には再び12セントを割り込み、29日には11.75セントで今年の取引を終了した。

2.NY現物相場
 一方、12月のNY市場の砂糖現物相場は、1日に13.08セントでスタートしたが、世界の砂糖需給の供給過剰感から、翌2日には13セント台を、さらに7日には12セント台を割り込む展開となった。月後半には、やや上値を窺う動きとなり12セント台の取引となり、29日には12.80セントで今年の取引を終了した。

 なお、12月の現物の平均価格は、11月より0.7%上昇し12.47セントとなった。

 国際砂糖機関(ISO)の上級エコノミスト、セルゲイ・グドシニコフ氏は、07年の砂糖相場について、生産国での潤沢な供給を背景に「下落の可能性が高い」と述べた。
 同氏がロイター通信に対し語ったところによると、ブラジル中南部の収穫分が市場に出回る07年4〜5月より前の段階では、NY定期相場は、おおむね10〜12セントでの取引で推移するのではないかと語った。

 なお、ISOでは、06/07年度(06年10月〜07年9月)の世界の砂糖供給の過剰分を580万トンとし、前回予想の220万トンから大幅に上方修正した。
 05年末から06年前半の国際市場での価格高騰が、ブラジル、インド、タイなどの主要生産国での生産増加を促したことが理由としいている。



〔特産流通部〕
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