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最終更新日:2010年3月6日
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2.NY現物相場
一方、2月のNY市場の砂糖現物相場は、1日に11.64セントでスタートし、15日には12セント台に回復したものの、その後は、再び11セント台の取引が続き、結局28日は11.66セントで2月の取引を終了した。
なお、2月の現物の平均価格は、1月より1.9%低下し11.62セントとなった。
独商品調査会社F.O.リヒトは2月12日、06/07年度の世界の砂糖生産高見通しを前年度比9.1%増の1億6060万トンに上方修正した。前回予想は1億5760万トン。同社は修正の理由を、「世界全体でほぼ理想的な気象条件となった結果」と説明している。
このうち、てん菜糖は前年度比6.2%減の3620万トン、キビ糖は前年度比14.4%増の1億2440万トンで大幅増となる見通し。
キビ糖の大幅増産は、アジア諸国で20%以上の生産増が見込まれることによる。
インドの生産は約2500万トンに達する見通しで、300万トン程度の供給過剰となる可能性があるが、輸出されるのは、これよりはるかに少なくなる見込み。
中国では国内価格の上昇でさとうきびの作付面積が拡大、天候にも恵まれ生産は1090万トンと前年度の870万トンを大幅に上回る可能性があるという。
リヒトは、06/07年度の砂糖生産はこれまでの予想を上回るもので、在庫の大幅な積み増しにつながるだろうと指摘した。
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