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最終更新日:2010年3月6日
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2.NY現物相場
一方、4月のNY市場の砂糖現物相場も定期相場と同様の展開となった。1日に10.86セントでスタートした4月の現物取引は、9日に一時的に11セント台に乗せたものの、月後半にかけて値を下げ、30日には10.53セントで4月の取引を終了した。
4月の現物取引の平均価格は、3月より5.2%低下し10.85セントとなったが、これは前年同月と比較すると38%低い水準である。
国際砂糖機関(ISO)のバロン事務局長は4月12日、ロイター通信とのインタビューで、今年の世界の砂糖相場に関し、砂糖の供給過剰が850万トンと2倍強に拡大すると予想される中、一段と下落する公算が大きいと述べた。
同事務局長は「相場が底を打ったとは考えられず、さらなる下落の可能性がある」と指摘。今年の砂糖相場は前年平均を30〜40%下回るとの見通しを示した。
同事務局長は今年の砂糖輸入需要予想を4400万トンとした上で、輸出可能な砂糖は輸入需要を400万トン程度上回るであろうと語った。
(単位:セント/ポンド) |
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