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海外市場の動き[2007年7月]

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最終更新日:2010年3月6日

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砂糖類をめぐる海外の動き
[2007年7月]


【NY市場の動き】

1.NY定期相場
 5月のNY市場の砂糖定期相場(7月限)は、5月15日に国際砂糖機関(ISO)が06−07年度の世界余剰量予測を900万トンに上方修正したことから、一時2005年5月以来の低水準となったものの、その後やや値を戻し5月の取引を終了した。
  1日に9.14セントでスタートした定期取引(7月限)は、5月半ばまでは9セント前半の取引が続いたものの、余剰量の上方修正から、供給過剰感によるファンド筋からの売り注文が強まり、8セント台半ばでの取引となった。その後は値を戻し31日には9.34セントで終了した。

2.NY現物相場
 一方、5月のNY市場の砂糖現物相場は1日に10.45セントでスタートし、5月下旬までは10セント台の取引であったが、25日には定期7月きりが9セントを超えたことから、一段高となり11セント台に乗せた。その後、11セント台で推移し31日には11.31セントで5月の取引を終了した。
  5月の現物取引の平均価格は、4月より0.6%低下し10.78セントとなったが、これは前年同月と比較すると40%低い水準である。

 国際砂糖機関(ISO)は5月15日発表の世界砂糖需給の最新見通しで、2006−07年度は910万トンの生産過剰との見方を示し、2月の前回予想(720万トン)から過剰幅を上方修正した。
  世界砂糖生産見通しは1億6260万トンと、前回予想から240万トン上方修正された。一方、需要見通しは1億5350万トン。
  ISOは四半期リポートで、07−08年度から08−09年度にかけてはさらに供給が過剰になるとの見方を示した。オーストラリア、ブラジル、中国、インド、ロシアの各国が既に07−08年度の一層の生産増加を示唆しているという。

(単位:セント/ポンド)

NY砂糖市場の動き


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