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お砂糖豆知識[2009年4月]

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最終更新日:2010年3月6日

お砂糖豆知識

[2009年4月]



「肥満予防に間食のすすめ」


せんぽ東京高輪病院 栄養管理室
管理栄養士 柿崎 祥子
栄養管理室室長(管理栄養士) 足立香代子

肥満の原因は「夕食の食べすぎ」

 肥満は1日の活動量に比して食事摂取量が多くなることが原因です。特に、夜遅い時間にたくさん食べてしまうと、肥満になりやすいと言われています。

 しかし現在の日本では、仕事をしている人だけでなく、塾や習い事をしている子供たちも含め、夕食を6時や7時に食べることができる人は少ないでしょう。家に帰る時間が遅くなると、どうしても昼食から夕食までの時間が長くなり、必要以上に空腹感を感じるため、21時や22時といった時間にもかかわらず食べ過ぎてしまいます。すると、胃や腸への負担も大きく、翌朝は、食欲を出すホルモンが出にくくなり、空腹感を感じないため、「朝抜き、夕食過食」の悪い食事リズムが出来上がります。

 ですから、こういう方はむしろ昼食と夕食の間に適量の甘いものを間食として取り、夕食の食べ過ぎを防いだほうがよいでしょう。

上手な間食のとり方

 間食のタイミングは、16時から17時ごろが適当です。昼食が12時から13時頃、夕食が21時頃だとすると、ちょうど中間にあたる時間帯です。その時間に摂取エネルギーの目安として200キロカロリー程度(おおむね和菓子1個分くらい)の間食を取るのが良いでしょう。甘いものを取ることでほっとできますし、また脳にもエネルギーが補給されますので、頭がすっきりとさえ、その後の仕事の効率もよくなります。

 「間食したいけど、血糖値が気になる」といった方でも、和菓子1個程度なら問題はありませんが、それでも心配な方は、チョコレートやフルーツの入ったヨーグルトのような油脂を少し含んだ食品はいかかでしょう。油が入っているので、糖質だけをとるより、血糖の上昇を抑えることができますし、何より腹もちがよくなります。ただし、菓子パンやケーキのような1個当たり200キロカロリーを超えてしまうものや、食べだしたら止まらなくなるような大袋入りのスナック菓子類は要注意です。このような菓子類は、食べる量を半分にするなどの心がけが必要であることを知っておきましょう。その他、お勧めの食品などをいくつかあげておきますので、ご参考になさってください。

 最近では、仕事の合間に食べやすい市販品が数多く出回っていますので、お好みのものを見つけるのも楽しいかと思います。その時は、成分表示をよく見て、200キロカロリー程度であることを確認しましょう。

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